「心がほぐれると、体もやわらぐ」

こんにちは。看護師の右田です。

患者さんと接していると、体の症状と同じくらい“心の緊張”を感じることがあります。
肩がこっている方、呼吸が浅い方、顔がこわばっている方。
お話を伺っていると、「仕事が忙しくて」「いろんなことを考えすぎて」と、心がずっと力を入れて頑張っていることが多いのです。

そんな方が、ラドン温浴を終えて出てこられるとき、表情がふっとやわらいでいることがあります。
体が温まると同時に、心の力がすっと抜けていくのだと思います。
「なんだか涙が出そう」と言われる方もいらっしゃるほど。
それは、心が少しほぐれたサインかもしれません。

私たちは、体と心を別々に考えがちですが、実はとても近いところでつながっています。
ストレスが続くと血流が悪くなり、冷えや頭痛が起きやすくなる。
逆に、体が温まり、呼吸が深くなると、不思議と気持ちが穏やかになります。

ラドン温浴ややさしい看護の時間は、「心を休めるための時間」でもあると思っています。
体を整えることは、心をいたわること。
そして、心がほぐれると、体もやわらぐ。
それを、日々の中でたくさん感じています。

今日もどうか、がんばりすぎず、自分を少しだけやさしく扱ってあげてくださいね。
あたたかいお茶を一杯飲むだけでも、体と心の両方がゆるみますよ。

蒲田よしのクリニック