社長さん救ったウォーキング・院長負けじとヒップホップ!?
吉野です。こんにちは。週末の日曜日は南風が吹き、東京などでは最高気温が20℃を超え、4月下旬並みの暖かさとなりました。暖かいのを通り越して「暑い!」と感じた方も多い事でしょう。私も今年初めて春物のコートを着て横浜方面へ出かけましたが、春物でもかなり暑く、コートを脱ぎ腕まくりして歩く始末でした。但し今週の半ば以降、また冬へ逆戻りの寒さとなる予報です。
さて本日6日は「倫理法人会」の大田区支部で、毎週火曜日の朝に開かれているモーニングセミナーに、久々に出席しました。実に約3年ぶりの出席です。倫理法人会は企業経営者などが集う、企業家精神の啓蒙活動を推進している全国組織で、地域ごとの支部会が各地に並立しています。
私は蒲田よしのクリニックを開業した翌年、今から約6年前に東京都大田区支部に入会しました。大田区は「モノづくりの街」として知られるだけに、町工場を含む製造業の企業が多数あります。倫理法人会の大田区支部は、そのような「町工場の社長さん」達が、とりわけ多く加盟しておられるのです。
モーニングセミナーは朝6時半から始まります。朝が苦手の人にとっては少し苦痛ではありますが、参加するととにかく元気が出るので不思議です。大きな声であいさつし、歌を歌い、テキストを順番に朗読します。一言でいうと「仕事と経営者の精神を、心に叩き込む」様なセミナーです。そして特別講師による講演、と続きます。
私は知り合いの社長さんの勧めで入会したのですが、当時は朝早いのが苦手で、眠い目をこすりながら参加していました。しかし長続きせず、半年くらい断続的に参加した後、挫折してしまいました。その3年後に意を決して3回くらい出ましたが、これも瞬間風速で終わりました。
今回改めて、倫理法人会への参加を決心したのは、朝が以前より強くなった事もありますが、何よりモーニングセミナーに出ると元気がもらえるし、とても楽しいからです。また医師であると同時にクリニックの経営者である私が、今一度「仕事と経営者の精神」を脳にインストールしておきたい、と願うようになった側面もあります。
また社長さん達との「付き合い」も重要です。経営者達との交流により、仕事や経営のノウハウだけでなく、「経営する心」の様なものも直に学べます。何か困った事がある場合にも、相談しやすくなります。逆に医師という立場で、経営者自身や従業員の方々に対し、医療や健康面のアドバイスを提供しやすくなります。
モーニングセミナーで多くの社長さんと再会を果たし、互いに近況報告も交わしましたが、その中でとりわけ嬉しい事がありました。以前、病気がちで体調のすぐれない社長さんがいたのですが、その方が見違えるように健康に、若々しくなっていたのです。体調面の相談を受けていた私は驚きと共に、ものすごく嬉しく感じました。
その社長さんが言うには、毎日1万歩を歩くようにしているそうです。歩くようになり、体力がついて健康になった、何でも前向きにとらえられるようになった、というのです。ちなみに食事などは殆んど変えていないといいます。やはり運動は体に良い、という事を改めて感じ入りました。
実は私も、以前から「ウォーキング」を実践しています。最近スポーツジムに通い始めた、と2月19日のブログでお話しましたが、それは冬の寒さもあり、ウォーキングをサボりがちになった事も動機の一つです。真夏や冬以外の穏やかな気候の時期に、週に3~4日くらいは朝の通勤も兼ねて、およそ1時間ほど歩いていました。
歩く事には様々な良い点があります。有酸素運動としての効果、すなわち「痩せる」事が期待できるのはもちろん、足腰の筋力を鍛錬する事にも繋がります。それから見落とせないのは心理的な影響です。あちこち眺めながら歩くため清々しい気分となり、ストレス発散になる他、いろいろなアイデアが湧いてきたりします。
さて先日から通い始めたスポーツジムは、蒲田よしのクリニックのごく近所にある「ティップネス蒲田店」です。2月のブログでも説明しましたが、元々は新宿店に通っていたものの、職場から遠い事もあり、足が遠のいていました。そこで職場近くのジムを探したところ、見つけたのが蒲田店です。
3週間くらい前から通い始めましたが、やはり体を動かすと気分が良いものです。基本的に週2回くらい通い、診療終了後の19時30分頃から21時頃まで汗を流します。ストレッチで体をほぐした後、各種マシーンを用いて下肢、上肢、体幹の順に筋トレに励みます。
蒲田店に通い始めて、気が付いた事があります。それは新宿店などに比べ、メンバー同士の「会話」が多い、という点です。新宿店では都心部のジムという事もあり、複数で来店した人を除いて、お話している人はさほど多くありません。大多数の人は、まさに黙々とトレーニングに励んでいる、という印象です。
それに比べると蒲田店では、見知らぬ会員同士があいさつしたり、他愛もない会話を楽しんでいる光景が、あちこちに見られます。私も新参者ながら、他のメンバーに話しかけやすい雰囲気を感じています。スタッフの対応は新宿店など他店と変わりないでしょうが、気のせいか、やや親しみやすい印象を受けます。
この違いは何か、と考えてみました。新宿が都心の一角であるのに対し、蒲田は言うまでもなく「下町」です。同じ下町でも、地域により気質が異なりますが、一般には都心部よりも人間関係が濃いとされています。その点は地方都市と共通点があります。私が長らく住んでいた山形でも、会員同士の会話が弾んだ、楽しい思い出があります。
蒲田はスポーツジムに限らず、飾らない庶民的な街です。居酒屋などの飲食店でも、他の客と仲良くなれる事が少なくありません。前述の「倫理法人会」に於いても、他の区からゲストで参加したメンバーから「(蒲田を含む)大田区は会員同士の仲が良くて、うらやましいですね」などという評価を受ける事が多いようです。
さてティップネスで筋トレを再開した私ですが、次に取り組もうと狙っているのは、何と「ヒップホップ」です。これに関しては、開始した後にお伝えします・・(続く)