吉野です。こんにちは。寒くなったり暖かくなったりと、春先の変わりやすい気候が続いております。相変わらず風邪やインフルエンザが猛威を振るっていますが、皆さんは風邪などひいておりませんでしょうか。

それにしても平昌(ピョンチャン)オリンピックに於ける日本人選手の大活躍が、とても嬉しいですね。銀メダルと銅メダルのラッシュが続いていましたが、ここにきてフィギュアスケートとスピードスケートの2種目で、相次いで金メダリストが誕生しました。日本中が歓声に包まれただけでなく、海外からも称賛の声が上がっています。
私もスポーツは大いに関心あり、オリンピックのテレビ中継も見てみたいのですが、診療やブログ執筆、調べものなど多くのやるべき事があるため、敢えて見ないようにしています。本格的に見てしまうとキリがなく、仕事が進みません。そのためにワンテンポ遅れて試合結果を知る事になりますが、嬉しい事に変わりはありません。

そのようなオリンピック熱に乗って、という訳ではないのですが、私は最近「ジム通い」を再開しました。ティップネスという首都圏などに店舗展開している大手のスポーツジムで、私は10年位前から自宅近くにある新宿店の会員です。偶然にも蒲田よしのクリニックの直ぐ近所に「蒲田店」があり、そこに通う事にしたのです。
本来ならば、所属先である新宿店に通うのが筋であり、実際に朝7時の開店直後に行く事はあるのですが、早朝という事もあり、最近は足が遠のいていました。そこで蒲田の職場近くで通える所がないかと調べたところ、すぐ近所にティップネスがあるではありませんか。まさに「灯台下暗し」です。しかもティップネスは関東圏内ならば、他の支店にも通う事が可能です。

当初は診療終了後に、腹を空かせたまま運動をするのはツラいだろうな、と考え、敬遠していました。一生懸命に仕事した後には「ビールを飲んで食事をするのが一番」などと思うのが、ある意味で普通の感覚かも知れません。
しかしながら、運動不足で体は鈍っているし、お腹も出てきました。「とにかく体を動かしたい!」と心の底から思うようになってきました。確実に定期的にジム通いできるのは、診療終了後の夜しかありません。少しだけ小腹を埋めた後、ティップネスに通う事にしました。

思い返してみると、山形の勤務医時代には、病院勤務が終了してからジムに通っていた時期がありました。重症患者がおらず、学会準備などで忙しくない時期に、多い時で週2~3回くらい、ジムに行っていました。主に筋トレやジョギングを基本とし、時々エアロビクスやヒップホップなどのレッスンに参加していました。
そのような運動習慣があった時期には、今よりだいぶ痩せており、しかも筋肉質でした。病院でも10階にある病棟まで、階段で歩いて上るのも平気なほどでした。筋力や持久力などは、今よりも優れていたのです。それでも風邪は人並み以上にひき、不眠傾向があり睡眠薬のお世話になっていました。

今はラドンやプラセンタ、ビタミンCなどの効果もあって、風邪をひかない、よく眠れるなど、体調全般は明らかに当時よりも改善しています。風邪薬も睡眠薬も全く飲む必要がなくなりました。一方で筋力などは正直いって低下していますし、お腹が出るなど体型的にも若干「ふくよか」になってきています。
そこでラドンやプラセンタなどによる体調改善に加え、運動の効果で「体力と体型の向上」を図る事にしました。医師という職業上、患者に食事や運動の重要性をアドバイスするのは毎日の仕事です。その医師自身が、運動により体力と体型の改善を目指している場合と、そうでない場合とでは、説得力に大きな差が生じてきます。

運動の効果には様々なものがあります。第一に「メタボリック(内臓脂肪)症候群」の予防、悪化防止という効果が挙げられます。適切な運動をすることにより脂肪燃焼が促進され、肥満の防止や痩身効果、血糖値や中性脂肪の抑制、糖尿病の予防といった効能が得られます。
次に筋力や持久力、柔軟性の向上、姿勢の改善などを通して、生活や仕事をする上での活動範囲の拡大、安全性の向上といった効能も期待できます。筋力や持久力、柔軟性の低下は、活動範囲の縮小や転倒などによる外傷、ひいては寝たきり状態に至るなど、いわゆる「ロコモティブ(運動器)症候群」を招きやすい、とされています。

従って定期的に運動することは、「メタボ」や「ロコモ」を防止し、より健康に活動的に過ごせるようになるためには、必須かつ有効な取り組みと言えます。もちろん運動だけで健康になれるほど甘くはありませんが、運動を上手く他の健康法と組み合わせることにより、健康な人生を手に入れる可能性が、より高くなるのは間違いありません。

さて蒲田のティップネスに行ってみると、新宿店にはない、ある傾向が読み取れました。これについては後日、お話しいたします・・(続く)

蒲田よしのクリニック