ビタミンCの抗酸化作用
こんにちは、火曜午前担当の伊藤陽子です。
気候も良くなり、過ごしやすくなりましたが、時に冷え込むこともあり、風邪など体調を崩されている方も多いようです。
皆様体調管理にはくれぐれもお気をつけてください。
今回はビタミンCについて少しお話をしたいと思います。
昔からビタミンCは肌や体にいいと、また風邪の時にも積極的にビタミンCを摂るように言われていました。
私も、子供のころから母によくビタミンCの入ったサプリメントを飲まされた記憶があります。
いろいろ研究が進み、実際にビタミンCには強力な抗酸化作用があり、フリーラジカルによる細胞障害から体を守ることが分かってきました。
また、健康的な皮膚、骨、毛細血管を作るのにも必要不可欠です。その他、感染に対する抵抗力を高めることもわかってきました。昔からの知恵は、意外と的をえていることが多いですね。
その上、ビタミンCは腎結石がある方や腎機能が悪い方では注意が必要ですが、その他はほぼ副作用なく安全に摂取できます。
しかし、もともとビタミンCは口から摂取しても吸収しづらいことと、水溶性のビタミンのため、体から直ぐに排出されてしまうので継続的な摂取が必要です。
食品では、柑橘系果物と果汁、イチゴ、ブルーベリー、トマトや赤ピーマンなどにふくまれますが、調理により破壊されやすいので注意が必要です。
体の抗酸化(体のサビつき予防)はアンチエイジングにとって、とても重要です。皮膚などの老化だけではなく、動脈硬化や痴呆予防にもつながっていきます。
いつまでも、元気で過ごすために抗酸化に注目した生活を送ることはとっても大切です。
ラドンや点滴で抗酸化作用がある治療を受けることもとても良いのですが、なかなか自宅で手軽にできません。そんな時は食事やサプリメントで抗酸化作用があるものを摂ることも良いと思います。
私も、ビタミンCやアルファリポ酸など抗酸化に注目した食品やサプリメントの摂取に取り組んでいます。副作用の少ないビタミンCは手軽に試せます。食品でもいいですし、サプリメントも良いと思います。
当院では経口では吸収されにくいビタミンCをリポソーム化することで効率よく吸収されるビタミンCのサプリメントの取り扱いも行っています。
ご興味のある方は、ぜひ当院スタッフまでお話しください。